大家業、次の世代を育てるには?
投資家としてどんどん買い増していったものの次の世代が大家業を嫌がったとしたら…。
実は、市場に時折出てくる物件なのですが、相続の際子どもたちがアパートやマンションを相続したくなくて売りに出されるものがあります。
親の代が大家業で苦労していたのをみてあんなことはしたくないと。
滞納者の対応や、電球が切れたからと夜に付け替えに行ったり、入居者が夜逃げしてその後始末が大変だったり。
株やFXの投資と不動産投資は言葉は同じでも実は全く違います。
不動産投資は、投資マインドが必要ですが同時に大家業という仕事を始めることになり経営者になって営みを継続する必要があります。
いくら管理会社に任せていても、入退去時や修繕の時期などオーナーが判断する場面は折々あります。
全くの丸投げというわけにはいきません。
特に管理会社を使わずに自己管理している人や修繕なども自分で壁貼ったり床張り替えたりする方もいらっしゃいます。
こうなると、不動産投資は不労所得という言葉とは乖離し家業になっていきます。
そんな日々を楽しめてワクワク家族にも話せたらいいのかもしれないけど、愚痴も出れば悪態もつく、旅行中もトラブルがあればその対応にかかりっきりになる、というようなことになるのかも。
そうすると当然といえば当然で、次の世代は大家業を継ぎたいと思いません。
それは、魚屋だったり食堂だったりお花屋さんだったりしてもおんなじかも。
わが家では子どもたちは大家業にはポジティブで、それぞれが投資不動産に関心もあるし前向きでいます。
わたしは子どもが小学生くらいの時から不動産のことはよく話題にしてその仕組みに関しても話すようにしていました。
現場にも機会があれば連れていきます。
そして長女は不動産賃貸の会社に勤めて実務の経験もさせました。
不動産投資だけではないと思いますが、自分のビジネスを次に繋がるにはそれなりの努力を早い時期からスタートさせておくといいかなぁと。
その折にも、まずはリスクを理解させてそれを取ることによって収入が生まれることを理解させることが大切かと。
2代目の方たちのハテナにも答えていきたく思っています。
親の代からの大家業に感じてる疑問があればコメント欄に書き込んでくださいね。