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自宅の売却を有利にするには?

前回、自宅を売りたいときにどんな業者とどんな契約を結べばいいかのヒントをお話ししました。

 

今回は、より高く売るためのポイントです。

買う人の気持ちに寄り添って…。

 

♢できれば先にお引越ししてしまおう!

 

家を売る時に全ての家具家財は無くしてしまうのがベスト。

新築で引き渡された時と同じガランとした家に戻すことはできますか?

 

モデルハウスのようなおしゃれな家具と観葉植物しかないようなお部屋だとしたら別ですが…。

普通の生活をしていればお風呂に洗い桶が置いてあって、キッチンには調味料やお鍋やお玉がかけてあったりします。

寝室のシーツも汚れがあったり、子どものおもちゃが散乱してたり。

スリッパは履き古され、窓ガラスは曇ってる。

 

実際引き渡しの際には家具はなくなり掃除されたお部屋になるのはわかっていても、前に住んでいる人の生活臭を感じると購入意欲が減退するのは致し方がないもの。

 

転居予定なら、思い切って次の家を購入し引っ越してからの売却も検討してみてください。

 

その際はいくらで売れるかの査定は慎重に取り、次の物件購入資金の際に今のローン返済分との兼ね合いでのつなぎ融資も組む必要があります。

 

リスクはあるものの売りやすくなることは間違いないです。

 

 

♢できるだけ新築に!

綺麗に磨き抜こう

 

どこまで綺麗にできるか、これは価格に大きく影響します。

家具がなくても、家具の置いた後や、床のシミなど気になるもの。

特に一番大事なのは水回りの磨き。

業者を入れて磨き抜いてもらいたいです。

次買う方は、水回りの汚れは不潔な印象を与えます。

磨きで落ちないようならコーティング業者に依頼するとコストはかかっても新築時同様に綺麗にしてくれます。

 

♢立地がよければリフォーム後の売買も視野に

 

私は家を売る時には、リフォームします。

壁や床などは張り替えることも。

外壁の洗浄をしたことも。

その際、水回りなどはトイレ交換くらいで済ませ、面積の広いところを頑張ります。

壁床が綺麗になって、水回りが磨き抜かれるとリフォーム済み物件として、購入者の評価は上がります。

 

一度、友人宅で買う方は100%リフォームするのがわかっていたにもかかわらず壁と床を張り替えたこともあります。

都内一等地のビンテージマンションでした。

リフォームを考えている人でさえ、より綺麗なお部屋を欲しがるんです。

リフォーム前には内見はたくさんあっても購入希望者がいなかったのですが、リフォーム後のオープンハウスですぐに買い付けが入りました。

 

♢内見を断らない

紹介したくても内見のアポが取りにくい物件は営業マンから嫌われます。

住みながらの売却時はストレスがいっぱいになるかも。

 

〈まとめ〉

不動産屋さんは上記のようなアドバイスはあまりしません。

中古は仕方ないと思ってるのかも。

日本で中古物件の売買が少ないことや価格の下落が大きいのは、住んでいる家が美しくない事にも一因があるのでは?

 

海外では築年数が経った家の方が新築より高くで売れることも。

住む人が建物に手をかけより美しい家に育てていくのです。

そして、インテリアも家に合わせてこだわりのあるもので統一します。

 

また、水回りの清掃など普段からいつ人に見られてもいいよう手をかけています。

 

暮らしそのもののこだわりが価値を生むような生活を日常からされている方は、売却時も一つの「暮らし方のモデル」を見せる気持ちで内見者をお迎えください。

 

でも多くの日本人の住まいは雑然としています。

憧れの生活を重ねることが難しいのです。

 

買う方は住まいに対する「夢」を買われるのだともいます。

 

なので厳しいようですが、生活習慣の漂うお家なら、家具を出し、水回りを磨き、できればリフォームをかけるくらいの意気込みで頑張ってください。

 

でも、これも費用対効果。

そもそも、値段がつかなくなってきているエリアもたくさんあります。

努力しても売りにくいエリアでコストかけても大赤字になることも。

 

地方バス便とかは、まだまだ使える平成築の戸建であっても取り壊して土地にし建売屋が買っていくしかないところも多いです。

 

ご自宅もまずは立地。

 

そこそこな評価が出ら物件なら美しくしてオープンハウスなどでより高く売る努力を。

 

個別のご相談も個人の特定にならないよう工夫してコメント欄にお書きください。

できるだけお応えさせていただきます。